易占

易占は、易者の経験と日頃の生活が大切です。
四柱推命では占えないハッキリ絞れる内容はどれを選択するかや失せ物はどこにあるかに適しています。

的中率を高める無念無想の境地

「当たるも八卦当たらぬも八卦」と易を半分不信するような表現もありますが、易者として経験を積めば積むほど、的中率の高さ、出た卦の意味の深さに驚かされることばかりです。たとえば、つき合っているカップルの今後がどうなるか(相手や自分の気持ちがどういう状態で今後どうなるか)、その人自身の仕事運がどうなるか(現在勤務している会社に勤め続けるとどうなるか)、A、B、C、Dのうち、どれを選択することがベストなのか、なくした物はどこにあるのか(失せ物占)、など、具体的に絞ることができる内容であればあるほど、的中率が高まります。

易占と四柱推命との違いは、具体的な占う内容がはっきり絞っていける内容であれば、易占で占うべきだと判断します。相手の置かれた事情を正確に把握した上で具体的な問題について易占で鑑定すると、その人にとってハッとさせられる必要な回答が素晴らしい切れ味と角度から示されることが魅力です。易占は「おみくじのようなものだ」と誤解されている方々もいますが、決してそうではありません。易者は日頃の生活を正して修練修行し、無心無我の境地で易神(太極)に占的について問い、答えを得ます。その心の姿勢を大切にしますので、明治時代の易聖・高島呑象(たかしまどんしょう)のように占的のみに集中し、無念無想の境地で易を立てれば、的中率が高まるのだと考えます

易占は、中国の伝説上の皇帝・伏犠(ふっき)(紀元前3350年~紀元前3040年)が易の核心となる八卦(天、沢、火、雷、風、水、山、地)を考案し、約3500年前、周の始祖・皇帝である文王とその子、周公によって大成された占術。周の時代には、易占いは「周易」、「連山易」、「帰蔵易」の3種類が存在したとされますが、現存しているのは周易のみです。筮竹(ぜいちく=竹の細長い64本の棒)を用い、64卦(か=8卦と8卦の組み合わせ)384爻(こう=各卦に6つの爻がある)を通して出た卦、爻を通して鑑定する中国で最も伝統的な占術と言えます。

周易は当初、皇帝の学問として運勢を判断する筮辞(ぜいじ=運勢を判断する言葉)を集めた極めてシンプルなものでしたが、時代を経るごとに卦辞(八卦の意味)、爻辞(各爻の意味)の注釈や理論が加えられて儒教の経典・五経(易経、書経、詩経、礼記、春秋)の筆頭に挙げられる「易経」として採用された東洋運命学のバイブル的存在であり、易学として知られています。

易は64の卦、384爻の局面を示す

易の基本は「変化する」ということです。易経は英語で「The Book of Changes」と呼ばれ、米国のオバマ大統領が強調する「チェンジ」と同様、人生の変化に醍醐味と波瀾万丈、冷静な判断力を必要とするチャレンジ精神が示唆されています。自然は周期的に変化し、一日に朝、昼、夕、夜、一年に春夏秋冬があるように、私たちの人生にも希望に燃える朝、意気盛んな昼、意気消沈する夜もあり、時々刻々と変化していきます。
易には64の卦、384爻の局面を示し、人生や会社、団体、国家についても64の局面、細かく見れば384のシチュエーション(場面・状態)があると見ます。人生は山あり、谷あり、吉凶を織りなしながら不運の時も幸運の時も人生の変化の過程として素直に受け入れ、焦らず、おごらず、高ぶらず、謙虚な姿勢で着実に対処していくことが肝要です。易は人生の多様な変化に対し、臨機応変に対処し、成長していく東洋の英知が凝縮している人生指南の占いです。

八卦(はっか)

卦名(かめい) 正象(せいしょう)

乾(けん)    天(てん)

兌(だ)     沢(たく・さわ)

離(り)     火(か・ひ)

震(しん)    雷(らい・かみなり)

巽(そん)    風(ふう・かぜ)

坎(かん)    水(すい・みず)

艮(ごん)           山(さん・やま)

坤(こん)    地(ち)

主な鑑定分野

その人自身の仕事運がどうなるか(現在勤務している会社に勤め続けるとどうなるか)。
つき合っているカップルがどうなるか(相手や自分の気持ちがどういう状態で今後どうなるか)。
A、B、C、Dのうち、どれを選択することがベストなのか。
なくした物はどこにあるのか(失せ物占)。

深川宝琉が鑑定した占例

40歳の未婚女性。四柱推命では食神星(おっとりノンビリ型)の人。相手は偏財星(世話好きで異性の誘惑に弱いタイプ)の男性。現段階では相手の男性が他の女性と浮気中。「一体どうすれば良いか?」との相談でした。女性はこの男性との結婚を望んでいます。

易占による占断例

易で誠心誠意、占ってみると、女性の得卦は「水天需(すいてんじゅ)5爻」。男性の得卦は「山風蠱(さんぷうこ)初爻」でした。

水天需の卦辞(卦の意味)は「水天需の時、誠があれば大いに通じる。貞正にして吉。時期を待って大川を渡っても良い」。早く手に入れようと焦ったり、急進してはならないことを意味し、静観しつつ、自分の実力をさらに磨いていく姿勢が大切ということを示していました。心と体をたっぷり休養させ、じっくりと実力を蓄える。つまり、この女性は、男性が浮気中でも、焦らずにじっと待ち、女を磨いて準備していけば、必ず男性は自分の元に戻ってくることを意味していると解釈できます。しかも五爻(こう)は大変良い時で、爻辞は「飲食をしながら待つ。貞正にして吉」。まもなく待望の渡し船が来る。待っていた甲斐があったというもの。英気を養い、心安らかに悠々と待つことが示されていました。

男性の得卦である山風蠱(さんぷうこ)初爻。山風蠱は空気がよどんで物が腐ったような時を意味し、卦辞は「山風蠱の時、大いに通じる。大川を渡っても良い。そのためには、戦争をする三日前に用意をし、三日後には戦争が終結するよう迅速に腐敗を取り除くことだ」とあります。「蠱」とは皿の上に三匹のウジ虫がお互い食い合っている姿で、皿の上は腐敗してウジがわいている状態です。どんなに表面が良く見えても内部はドロドロした難題が山積していることを意味しています。一刻も過去から放置された弊害、腐敗したものを除去すべき時で、大胆に再出発をする時となっています。つまり、今の浮気相手との関係を思い切って絶ち、本来の女性の元に戻るべき時に来ているということを示しているわけです。

相談者に対しては、鑑定書を手渡して「焦らず、悠々として広い心で待っていれば、男性はあなたの元に帰ってくることになります。その時は近いですのでご安心ください」とアドバイスしました。不安な心がよぎっていた表情の女性は、そのアドバイスで心が晴れやかになり、帰って行かれました。

それから約一ヶ月後、相談者の女性から連絡があり、結婚しようと思っていた男性が戻ってきて「すまなかった。出直したいのでこれまでのことを許して欲しい」と嘆願し、晴れて婚約して結婚の日取りを決めたとの嬉しい声でした。

主な鑑定項目のご案内

本格易占コース

A4判 3~4枚/1件あたり5,500円(税込)


  • 鑑定依頼者に合わせ本格的な筮竹算木を使った周易鑑定

主な鑑定内容

  • 事情を正確に把握した上で占的を絞って易をたてます。
  • どの得卦が出たか、基本内容の文章説明
  • 占いたい内容、事情に合わせた具体的な解釈を盛り込んだ鑑定書

上にご紹介したコースのほか、数多くの鑑定コースがございます。
詳細は「運勢鑑定の流れ」をご覧ください。

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