占いコラム

名前も元号も漢字の意味、発音が大切 赤ちゃんの名づけ命名 姓名判断

「天地人の運勢鑑定」を主宰している福岡占いの館「宝琉館」館長の深川宝琉です。

福岡占いの館「宝琉館」(六本松本館・天神店・博多マルイ店)では、手相、生年月日による四柱推命、算命、引っ越しなどの吉方位、風水、姓名判断、赤ちゃんの名づけを行っています。

姓名判断、赤ちゃんの名づけ、命名を長く続けていると、全国各地から赤ちゃんの名づけ、命名のご依頼があります。

直接、ご来館できないケースの場合、電話やメールで赤ちゃんの名前の命名については説明しながら進めています。

赤ちゃんの名づけと元号の選定は、とても似通った作業が展開されています。

「安倍晋三回顧録」(中央公論社)を一読して占い師の観点から改めて感じたのは、安倍晋三元首相の名前に関する感覚のシャープさ、冴え渡る感性です。

元号がどのように決定されていったのか、これまでであれば、かなり時間が経ってからしか明かされないことが多いのですが、安倍晋三元首相が逝去されたことで、回顧録を通してかなり克明にその内容が書かれているので、運命学上、とても注目しています。

安倍晋三回顧録の第10章「新元号『令和』へ」では、元号が平成から令和に変わる時、元号の候補が100ぐらいあったものを5つぐらいに絞っていったことを綴っています。

「大化の改新」以来、248番目の元号となったのが「令和」です。

2019年4月1日、閣議で元号が令和に決まったのですが、その10日前までいくつかの候補について見せられた安倍氏は「日本人の心情に溶け込み、一体感を醸成する感じがしませんでした」と吐露してます。

同年4月1日までに残った元号案は「英弘(えいこう)」「広至(こうし)」「令和(れいわ)」「久化(きゅうか)」「万和(ばんわ)」「万保(ばんぽう)」。

官邸幹部が推してきたのが「万和」で、それに安倍首相を誘導しようとしていましたが、「響きが良くない。私はどうしても気に入らなかったのです」と安倍氏は率直に述べています。

姓名判断の鉄則を知っていれば、当然、濁音(とくにザジズゼゾ、バビブベボなど)は良くないわけで、さすが安倍首相(当時)は冴えていると感じる一面です。

さらに「『英弘』は、響きとしては綺麗な感じで良かったのだけれど、『英弘(ひでひろ)』という名前の人が多いでしょう。会社名で使っているケースもある。だから、これも一押しという感じにならなかった」とも語っています。

赤ちゃんの名前を命名する時に、同じ名前が身近にいると、それを避けるケースと同じです。

最後の最後まで揺れに揺れて「ストーリーが沸いてくるもの、情景が浮かぶものが良い」という結論に達し、新たな案が出て、その中に「令和」や「天翔(てんしょう)」があったとのこと。

この時点で安倍首相(当時)は「私は一瞬、『天翔』もいいな、と思ったのです」「国書からの引用なので」と感じたけれど、葬儀社の中に「天翔」という名前の葬儀社があり、「俗用されていない」とする元号の基準に反しているのであきらめたと話しています。

そして「令和」は「だんだん味があるじゃないか」と思い始めてきたとのこと。

太宰府長官だった大伴旅人の邸宅で開かれた宴の様子を説明した「令和」であれば、梅の花を愛でる「全体のストーリー性があり、何となく情景も浮かぶ」。「『令』は凜とした雰囲気が出て、令室、令嬢、令息という言葉から気品を感じるし、『令』の音としても響きも美しい。そこに『和』が加わり、和みや穏やかさがでてきます」と令和の良さを見出していく。

さらに「元号は天皇陛下を象徴するものでなくてはなりません。私の勝手な思いですが、『令和』という字は、当時の皇太子ご夫妻にふさわしいものではないか、と感じたのです」とも語っています。

これら一年の元号決定に関わる作業は、まさに赤ちゃんの名前を命名する作業にきわめて似ています。

いや、元号を決定する作業のように赤ちゃんの名前を命名していくことが正道であり、名づけの基本がそこにあります。

姓名判断の専門家から見ると、もちろん、漢字の画数のことも気になるわけで、その側面以外の部分に関しては、安倍首相(当時)の元号選定に関する重要なポイントは正しいものであり、赤ちゃんの名づけとまったく同じ作業、手法だと思えます。

赤ちゃんの名づけ、命名については、元号選定の時ほどの厳しい制約、ルールはありませんが、やはり、ルールはあります。

以下がそのルールの基本です。

■人画、地画、外画、総画がすべて吉数であること(天画は家系的な特性を見る)

■天画、人画、地画の天地人三才五行のバランスが負いこと

■発音がきれいなこと(濁音を極力いれない)

■漢字の意味に凶意がないこと(吉祥の意味しかない)

■できれば使った漢字の良い意味を伝えられる内容にすること

■近親者、甥や姪などに同名がいないこと

これらの赤ちゃんの命名ルールは、元号策定のルールにとても似ていますね。

福岡占いの館「宝琉館」では、このルールと作業の中で、赤ちゃんの名づけ、命名をして最高の吉祥名をつけていきます。

いくつかの候補名の中から、最終的には両親が決めていくことになります。

赤ちゃんの命名は、出産して二週間で決めなければならないわけですので、できれば、出産1、2ヶ月前までに依頼され、出産前には胎児に名前を呼びかけられるようにするのが理想です。

人によっては出産後、締め切りギリギリに相談される例もありますが、極力、夫婦でしっかりと準備して命名できるようにした方が良いでしょう。

赤ちゃんの名づけ、命名は初回の場合、33000円(税込)、2回目以降は27500円(税込)となっています。

遠方で直接来館できないケースの場合、メールや電話で連絡しながら命名していきます。

関心のある方、出産を控えていて、赤ちゃんの名前をどうするかで悩んでいる方は福岡占いの館「宝琉館」にご来館下さい。

四柱推命/天地人の運勢鑑定
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